少子化の欺瞞 本当に金が問題か?

今日本は少子高齢社会となっており、このまま行けば非常に厳しい未来がこの国にとって待ち受けていることは火を見るより明らかであることは誰もが理解していることだろう。

若者は高齢者が居なくなれば解決すると言い。(高齢者が居なくなった後は?根本的な少子化の対策は?)

政治家は金銭的補助をすれば解決すると言う。

ここで私は政治家達の金銭的補助をするだけで少子化問題が解決すると言う考えに疑問を呈したい。

これはシンガポールの元首相の日本の少子化対策に対する批評だ。

http://amp.alfalfalfa.com/articles/221458.html?__twitter_impression=true

私は全くもってそうだと思った。

確かに人生において、家庭を築くにあたって金銭は大切だろう。

しかし、それよりも少子化を推し進めて来たのは実のところ市井の一般市民そのものでは無いだろうか。

つまり、社会的価値観(個人の価値観でもある)である。

女性は社会に出て働く事が推奨され、国も不公平なやり方をしてでもそれを推し進めて来た。(雇用枠、大学採用枠など)

であれば当然の事ながら多くの女性は男性に頼らずとも生きて行くことが出来ようになる。

又、メディアは容姿至上主義、恋愛至上主義を掲げる。自立した女性を高い価値とする。

そうなれば女性達は自分で稼げるのだから容姿に優れた男性(顔、身長など)を学歴、職に(個人差、限度は多少はあるが)関係なく求めるようになる。

そう...つまるところ容姿に劣った男性は努力をしても女性を得ずらくなるのである。


まあ、この容姿の格差の話は別にするとして、女性の社会進出(価値観の変化)が少子化を進めたというのは(色々な反論はあるが)数字として、西洋社会を見るに「事実」であるのだから(移民による増加は数えない)事実は事実として私は認めるべきであると思う。

昨今の日本、西洋社会では事実であっても事実と認める事が社会的に許されない風潮がある。

これでは解決できる問題も解決出来ない。

建前に縋って事実を否定し国を衰退させるのは議会としてどうだろうか?

私は少なくとも彼ら(政治家など)の言う道徳的な人間では無いかも知れないが、少なくとも真理に対する誠実さでは彼等よりも優れていると自負できる。