私の宗教的立場

今更ですが、私の宗教的立場を明言しておきたいと思います。

何か哲学的、思想的な事を語るにあたってはどの立場から述べているかというのは重要だと思いますので。

私は無神論者です。無論宗教を信仰しておりません。また、初詣も行きません、行く意義を感じないからです。しかし、そうせざるを得ない場合には行きます。無神論者の中には宗教施設にはいかなる理由があろうとも死んでも行かない、行ってはならないと言う方もいらっしゃいますが、それはそれで宗教じみていると私は思います。というのも本当の無神論者にとっては神社だろうが寺だろうが教会だろうがただの建物でしか有りません。どうでもいいただの建物なのです。面倒くさくとも行かなければならない理由が有るのならば行くべきだと私は思います、むしろ然るべき理由があるならば嫌がる理由がありません。

また、無神論者や無宗教者には色んな立場が有りますが、無宗教者とは言っても神の実在を信じている者もいるでしょう。私は神の実在を信じていないのでこの類の人種ではありません。と言うよりも、そもそも神というものは歴史を辿れば人間が話として作り上げたものであるという事はまず紛れもない事実であります。何故それで神を実在すると信じれるのでしょうか?馬鹿げています。

宗教にも同じことが言え、(ここはいつか詳しく道徳と共に解説したいが)結局の所ある一部の人々はそう考えていますよ、こういう価値観ですよと、それだけに過ぎず、それは言わば好き嫌いの問題でしかありません。で有れば、宗教を信じるという事は好き嫌いを他者の価値観ではかる事になり、それを強制する事はこれもまた馬鹿げています。そこまで強く批判はしませんが、決して宗教は真理ではありません。あくまで形式上のものでしかなく、さらに言えば道徳も宗教と類似しており、あえて言うならば欺瞞なのです。

ですから、私は無神論者であり、道徳にも懐疑的である相対論者と言う事になるでしょうか?